IntelliJ IDEA Live Template を使って便利になろう。
ライブテンプレートという機能の紹介です。
ライブテンプレート、どんな機能かというと、
キーワード入力すると候補が出て、Tab、またはEnterを押すとテンプレートに設定しておいたフレーズが展開されるやつです。
しかも、展開されるフレーズにはある程度の変数を設定できる。
例えば、編集中のクラス名やメソッド名が自動でフレーズ内に入るように設定可能。
設定の仕方
Preference > Live Template
+ボタンを押してまずはグループを作成しよう。
作成されたグループを選択し、さらに+ボタンでライブテンプレートを作成する。
各項目を記入する。
Abbreviation: テンプレートの呼び出し名
Description: 候補選択時などに表示される説明
Template text: 展開されるテンプレート使用する範囲(ファイルタイプ)を定義する。
下の方に”No applicable contexts yet. Define” と表示されているので、 “Define”をクリックする。
特定のファイルタイプでのみ使用した場合は、個別選択すれば良い。
Everywhereにしておけば簡単だ。
Apply > OK で反映が完了する
ソースコード内で、Abbreviationに設定したキーワードを入力するとテンプレート候補が表示されてTabもしくは、Enterで展開されるようになるぞ。
Template textには、$hoge$ のように、$で囲む事で変数として扱う事が可能。
“Edit Variables” で値の設定ができ、
編集中のクラス名や、メソッド名を自動で入力させる事ができる。
共有する方法
折角作成したライブテンプレート、
プロジェクト内で他の人にも使ってもらえるほうが良いので、
自分の作った設定を共有する方法にも触れておく。
XMLファイルで共有
Mac OS X:
~/Library/Preferences/IntelliJIdea2016.3/settingsRepository/repository/templates
Library 配下に存在するXMLファイルが、作成したテンプレートグループ名で存在する。
共有した他の人にこのファイルを渡して、
同じディレクトリに配置する事で、共有が可能となる。
xmlファイルを配置したあとは、IntelliJ IDEAの再起動が必要。
若干、下のリンクに記載のPATHとは異なっていたが、
settingsRepositoryというディレクトリが見つかれば大丈夫だ。
IntelliJ IDEA 2016.3 Help (Sharing Live Templates)
https://www.jetbrains.com/help/idea/2016.3/sharing-live-templates.html
setting.jarで共有
File > Export Settings
Live Template にチェックを入れて、.jarファイルを出力。
出力されたsetting.jarファイルをインポートしてもらえばOK
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